30周年記念式典 会場の様子

 2017年2月9日(木)に茨城県水戸市のフェリヴェールサンシャインにおいて、茨城県シートメタル工業会の30周年記念式典が開催されました。

 会場となったフェリヴェールサンシャイン(旧:サンシャイン常陽)は30年前に茨城県シートメタル工業会発足の会を開催した記念すべき場所です。

 30周年というお祝いの席には、茨城県知事の橋本様をはじめ、栃木県、新潟県、群馬県の各工業会会長さまにもご臨席を賜り、総勢70名以上の会員さまが参加された盛大な式となりました。


■茨城県シートメタル工業会 30周年記念式典

 
開会の辞 山ア副会長  
   
会長の挨拶 増田会長
 
増田会長の挨拶

 茨城県シートメタル工業会は62年に設立し、来月には満30年を迎えます。私は平成27年4月、5代目会長に就任しました。歴代には山野内会長、桑野会長、西野会長、佐藤会長、が盤石な礎を作ってくださいました。
 代々、技能検定、国内・海外研修に力を入れており、技能検定においてはのべ350名を超える技能士を生み出しています。滝野台電機工業(株)様では全国初となる女性技能士が誕生しました。輝かしい実績を作り上げていただいた歴代の会長にはこの場を借りて感謝申し上げます。

 企業でも工業会でも同じですが、事業継承はとても大切で大変なものです。これからいかにバトンをつなぎ、維持発展するには自分が何をやるか、何をやれるかを考えて協力してもらいたいです。

 工業会の会員、アマダの事務局と力を合わせて、40年、50年と続くよう手を取り合って歩んで行きたいと思います。

   
 
進行役:弓野副会長   開会・閉会の辞:山ア副会長
 
   
来賓のご紹介  
  職業能力開発協会 会長 羽沢 信作 様  
栃木県シートメタル工業会 会長 磯貝 宏 様  
群馬県シートメタル工業会 会長 賢 友幸 様  
新潟県シートメタル工業会 会長 難波 博 様  
(株)アマダホールディングス 代表取締役会長 兼 CEO 岡本 満夫 様
(株)アマダ 取締役副社長 柴田 耕太郎 様
   
来賓のご祝辞 茨城県職業能力開発協会 会長 羽沢 信作 様
 
茨城県職業能力開発協会 会長 羽沢 信作 様

 製造業は経済環境の変化、技術革新の中で様々な難局を乗り越え、皆さんの力でここまで来ています。茨城県シートメタル工業会では、設立から生産技術革新が進む中、技術交流や人材育成のための活動に積極的に取り組み、リードされてきました。

 製造業の経環境は少子高齢化、AI(人口知能)、ICTなど、課題は山積しております。

発展継続するためには3点が重要と考えております。

1.将来を見据えた時代に対応した人材をどれだけ育てていくか
2.時代の変化を先取りし、変えるべきもの、変えてはいけないものの見極め
3.地域社会と共存共栄し、安定した雇用をいかに確保するか

 人材育成においては、2019年に専門職大学を設立することが決定しており、知識と技能を持ち合わせた人材の育成を目指します。

皆さまの益々の発展を祈念しております。

 
   
30年のあゆみ 佐藤顧問
 
   
感謝状授与、ご挨拶 (株)アマダホールディングス 代表取締役会長 兼 CEO 岡本 満夫 様
 

 30年という長きにわたり、工業会を盛り立てていただきました感謝を込めて、(株)アマダホールディングスを代表して代表取締役会長 兼 CEO 岡本 満夫 様より表彰状を贈り、ご挨拶をいただきました。

 長野県で工業会が発足し、3年目というとても早い時期に茨城県で工業会を発足していただきました。事務局としても何ができるか模索しながら、人づくりのサポートなどをさせていただいております。

 今後も板金の振興を目標にお互い進んでいきたいと思います。

 
   
 
感謝状授与   (株)アマダホールディングス 代表取締役会長 兼 CEO 岡本 満夫 様
 
   
閉会の辞 山ア副会長  

 


■記念講演

 

『 不透明で困難な時代を乗り切る 中小企業持続的発展の道』
 電気通信大学特任教授 千野 俊猛 様

 
千野 俊猛 様 プロフィール
日刊工業新聞 顧問/国立大学法人電気通信大学特任教授/株式会社アマダホールディングス 社外取締役
 
◆略歴
  1971年3月 早稲田大学第一法学部卒業
同年  4月 日刊工業新聞入社、編集局所属
2001年4月 同社編集局次長就任
2002年6月 同社取締役編集局長就任
2003年6月 同社代表取締役社長就任
2010年11月 同社同弾薬就任
2011年4月 同社顧問就任
同年  4月 国立大学法人 電気通信大学特任教授就任
 
◆レジュメ
 
大変化の世界経済−−トランプショック、英国のEU離脱 ナショナリズム?
世界的な成長鈍化−−資本主義は終焉したのか?
皆さんの疑問にお答えします−−今後の景気、株価、円ドル、原油価格
2050年日本産業−−従来型産業の高度化と創造型内需の振興
産業振興策の基本−−多面的連携、シニアの活用、長寿企業の教訓
 
◆まとめ
 

 アメリカではトランプ政権が発足して先行きが不透明な状況に、今後の日本経済がどうなっていくのか、製造業がどう変化していくのか不安を抱えていらっしゃる方も多かった思います。その中で、千野先生のお話は、日刊工業新聞の記者だったこともあり、リサーチされた具体的な数字を基に説得力のあるお話をしていただきました。

 経済感に関しては明るい話もありますが、やはり急激な働き手の減少に歯止めがかかることはありません。国が進める働き方改革も重なり、AIやICTの活用、そしてアクティブシニアの活用など、早めに考えていかなければならないようです。

 
 
     
 
 

■懇親会の様子

 

30周年記念式典のご来賓より祝辞を賜りました。

来賓祝辞 茨城県知事 橋本 昌 様
 携帯電話を例に挙げられ・・・あれだけ大きかったものが今では手のひらサイズになり、そして高性能になりました。そこには精密板金をはじめ、様々な技術革新があり支えられています。これから益々、高精度が要求されるでしょう。そして若い人の雇用をどうしていくか、私たちはモノづくり、人づくりをサポートする取り組みをしていきたいと思います。日本の将来を支える企業として、30周年を機に益々の発展を祈念いたします。

乾杯 (株)アマダ 取締役副社長 柴田 耕太郎 様
 世の中の30年続いているものを例に挙げられ・・・30年変わらないこと、続けていくことは大変なことであり、素晴らしいことと感じています。アマダとしても皆さまに貢献できるよう「変革と挑戦」をキーワードに進んで参ります。とご挨拶をいただき、乾杯をいたしました。

余興披露 津軽三味線奏者 はなわちえ 様
 会場に響き渡る力強い音色で、「津軽よさね節」や「津軽あいや節」、「花笠音頭」などを演奏していただき、お祝いの席に花を添えていただきました。

 
 
懇親会入口   茨城県知事 橋本 様のご祝辞
 
(株)アマダ 取締役副社長 柴田 様の乾杯   津軽三味線奏者 はなわちえ 様の余興
 
進行役:青年部 山ア副部長   懇親会の様子
 
懇親会の様子   懇親会の様子
 
 最後に中締めとして、桑野青年部長より、30年支えてきて下さった歴代の会員さまへの感謝と、これからは若い世代の私たちが盛り立てて行きますと、力強いご挨拶をいただきました。そしてユーモアあふれるお話に会場が笑い声に包まれる中、活気のある3本締めで盛大な30周年記念式典の懇親会が終了いたしました。
 
 
     
ご臨席いただきました方々に、この場をお借りして感謝申し上げます。
 

30年からその先へ

 

 おかげさまで、当工業会も設立30周年の節目を迎えることができました。
これもひとえに会員の皆さまと諸先輩のご支援・ご協力のお蔭と、心より厚く御礼申し上げます。

 この30年を振り返りますと、バブル崩壊、先般の東日本大震災などの災害、更には金融不安やアメリカのリーマンショックなど、経済環境も激しく変動した時代だと思います。
 そんな中、会員の皆さまがこのような難局を乗り越えて今日まで来られていますことは、大変喜ばしいことと思います。

 今後どのようなことが起きましても、前向きに乗り越えて行かれると思います。
今後の当工業会の方針と致しまして、若い会員さまの新しい技術力・行動力に一層磨きをかけて、一段と企業価値を高めていくことを改めて思う次第です。

 今後50周年、60周年と将来を見据えて成長を続け、皆さまと共に発展する茨城県シートメタル工業会として、30周年をお祝いしたいと思います。

茨城県シートメタル工業会 会長 増田 道造
 

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